CAMUIロケット(カムイロケット)とは、NPO法人「北海道宇宙科学技術創成センター (HASTIC)」が中心となり、北海道大学、北海道工業大学等の北海道内の大学・植松電機をはじめとする北海道内の民間企業によって開発が進められているハイブリッドロケットである。
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新しい形式のハイブリッドロケットを実用化し、従来から用いられてきた小型固体ロケットに比較して打上げ単価を1/10以下に引き下げることを目標としている。微小重力環境の実験や高空気象の観測、衛星部品の作動試験、小型衛星の打ち上げなどの利用が想定されている。
CAMUIロケットは宇宙航空研究開発機構 (JAXA) のような国の事業ではなく、民間主体によって開発が行われている。 プラスチック(ポリエチレン)を燃料、液体酸素を酸化剤とするハイブリッドロケットである。CAMUI(Cascaded Multistage Impinging-jet、縦列多段衝突噴流)という、燃焼ガスが固体燃料表面への衝突を順次繰り返す燃焼方式を採用し、燃料の燃焼速度を高めている。このことで推力があまり大きく取れない、という従来のハイブリッドロケットの弱点を克服し、推力400kgf(約3900N)という固体ロケット並の小型高推力化に成功している。 ハイブリッド化により、現在の実用固体ロケットに比べ燃料費を200分の1以下とし、またエンジン部分を含め機体のほぼすべてをプラスチック化することにより軽量化をはかり、トータルで現用の実用固体ロケットに比べ、打ち上げ費用を10分の1以下とすることを目標としている。 HASTICでは現在も開発とエンジン燃焼実験の実績の積み重ねを続けており、2009年内の実用化を目標としている。 なお、上空60?での大気採取を目的としている気象観測用400S型の開発のほか、2006年2月に提携した米国ロケットプレーン社のロケットプレーンからの空中発射により、小型人工衛星を打ち上げる構想もあるという。 2006年8月27日放送のTBS「夢の扉 ?NEXT DOOR?」で開発の様子が放映された。
2006年12月には、宇宙関連機器の研究開発および製作販売、実験の請負などを目的に、北海道大学教授永田晴紀と植松電機取締役植松努の出資により株式会社カムイスペースワークスが設立された。同社は初の商業打上げ業務として、公立はこだて未来大学のカンサットの打上げを請け負った。